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そっくりだけど違うんです、の巻。 

当園公式Facebookページ担当の齋藤です。

当園の数多くの吊り鉢展示の植物の中で、
炎のように赤く細長い花をたくさん咲かせている植物があります。

col01_overall.jpg
イワタバコ科のコルムネア(Columnea spp.)です。
中南米の熱帯雨林に約200種が分布し、木立のものや着生するものなど形態は様々ですが、
上の写真のように枝が垂れ下がりながら赤い管状の花を咲かせる一群が最も育種・普及が進んでおり、
吊り鉢によく用いられています。


しかし、イワタバコ科で吊り鉢展示の赤い花は、当園にはもう一種類あるのです。

aes01_overall.jpg
東南アジア原産のエスキナンタス(Aeschynanthus spp.)です。
原種は約190種で、コルムネアと同様に枝が垂れ下がるものがほとんどで、
花が細長く一般的には赤色なところまでコルムネアにそっくりです。



でも、ポイントさえつかめば、ちゃんと見分けられます。


まず、コルムネアを見てみましょう。

col03_leaves.jpg
葉は比較的緑色が濃く、葉脈がはっきりとくぼんで見えます。

col02_corolla.jpg
赤い花冠の表面には産毛が生えていて、

col04_calyx.jpg
花冠の付け根にある蕚は5枚に分かれ、長く伸びます。



次に、エスキナンタスを見てみましょう。

aes03_leaves.jpg
葉はやや色が明るく、葉脈は中央の主脈がうっすら見える程度です。

aes02_corolla.jpg
花冠の表面には目立った毛は無く、

aes04_calyx.jpg
蕚は筒状になります。



見づらい写真で恐縮ですが、おわかりいただけたでしょうか?


同じイワタバコ科植物とはいえ、
遠く離れたアジアとアメリカにどうして似たような姿になったのか、
完全には解明されていません。
一説には、熱帯雨林の中で苔むした岩や大木の幹などにへばりついて育ち、
ハチドリやミツスイなど花の蜜を吸う小鳥に花粉を媒介してもらうように進化した結果だ、
と言われています。


何となく眺めただけでは同じに見える花も、
幾つかのポイントを踏まえて観察すると、多種多様な姿を見せてくれます。
そのような発見の喜びをお客様と共有する為に、
当園はいつでも皆様のお越しをお待ちしております。

コメント

エスキナンサスは花の後にさやいんげんみたいな果実ができます。そしてやがて熟すと開いて綿毛のついた軽い種子が風に飛ばされていくようです。コルムネアは丸い玉のような果実のようですね。鳥などが食べるのでしょうか

Rufus様、コメントありがとうございます。エスキナンタスが風で種子を散布するとは知りませんでした。コルムネアは当園ではしばしば結実していまして、果肉は半透明のゼリー状で、干し柿の表面の粉を水で溶いたような味がします。

  • [2011/10/05 16:41]
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  • 齋藤@Facebook担当
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